梅雨が明け、やっとカヤックが出せる!と思いきや、台風がやってきました。 いつになったらカヤックを漕ぎ出せるのでしょうか!?去年と同じようなことを繰り返している気がします。カヤックフィッシングの欲求が爆発しそうな嫁と、天気の隙をついていざ出航です!
夏最初のカヤックフィッシングの場所は、お気に入りの「さつき松原海岸」!
天気は快晴、台風の影響で風は強めです!
さつき松原海岸は、宗像にある神湊漁港と鐘崎漁港を結ぶ海岸線で、砂浜と松林がとても美しいポイントとなっています。
個人的には、島に囲まれた景色、砂浜の海岸と松林の景色が美しく、初めてここにきたときシーバスが爆釣したので、お気に入りの場所に指定しています。地元の人の話だと、青物も入ってくると話していたため、青物も狙えると思います。
海岸沿いの道路には、無料の駐車場と公衆トイレが設置されていますが、車から砂浜までカヤックを運ぶのが難儀なので、あまりカヤックフィッシャーを見かけません。
駐車場近くの白いガードレール前(砂浜までの砂利道を封鎖しているガードレール)からカヤックを降ろすと、海岸まで砂利道が続いているので運びやすくなります。
カヤックを降ろしたら車は駐車場に停めましょう。流石に週末のお昼近くは満車で車が止められませんので、一度車を出してしまったら戻ってこれません。
さつき松原海岸の海の状況は、「勝島」「大島」「地島」の三つの島に囲まれた海域で、水深は10m程の浅瀬、海底は砂地とゴロゴロした岩が主になっています。
おそらく、他のカヤックフィッシャー達は、もっと水深の深い場所や潮あたりの良いところを攻めていると思うので、このさつき松原海岸ではそれほどのカヤックフィッシャーは訪れていません。
今回は四連休の中日で、海岸には海水浴客やキス釣りの人で賑わっていましたが、糸島や志賀島ほどごった返した海水浴客はおらず、週末でもカヤックが出艇できる環境だと思います。
砂浜から出艇すると、すぐに生簀のような場所が現れます。
この付近でよくナブラが発生するので、よいポイントとなっています。今回ナブラが発生することはありませんでしたが、別のカヤックフィッシャーが1組釣りをしていました。
地島と鐘崎漁港の間は水深3mから5m盛り上がっている場所があります。潮の満ち引きで水面が荒れやすい場所で近寄らない方がいいです。
以前、その荒れた波をナブラと見誤って入り込んでしまい、少し危ない思いをしました。
この付近は上記の理由で航路ブイが設置されていて、漁船は必ずこの間を航行するので、荒れた波での転覆の危険性に漁船往来の邪魔になるので鐘崎漁港と地島の間の区間は危険地帯です。下の衛星写真でも浅瀬が確認できます。
上記写真のポイントには近寄らない方がいいです!
今回釣りを開始できたのは日が上ってしまってから。大潮というもののあまり反応がなく、いつものようにESSOとフグばかり釣れます。
奥様はジグサビキで小物を釣っていたようです。
風が強く、1.5kntで流されます。
ジグを大きくシャクっていたら、とてつもなくデカイ獲物がかかりました。糸が燃えんばかりの勢いで出ていきドラグが唸ります。
引き具合からして青物だとは思いましたが、ラインの出具合と引きの強さが今まで経験したことのない重さでカヤックごと引っ張られています。
何十分格闘したのかは覚えていませんが、魚が全くバテる気配がなく、苦労して巻いた糸があっさりと出ていきます。
もうバテバテでこれ以上は無理だ!と思い、ラインが切れてもいい!と思い切って引っ張り上げます!
水中に青と銀色の光を放つとんでもなくでかい物体が浮かび上がってきました。
1mを超えるヒラマサです… 絶叫しながら嫁に無線で報告です!
自分もバテているせいか、入るはずもないタモに入れようとしています。笑 もうパニックです。
ずっと「ヤバい!!デカイ!!!」を繰り返して叫んでいます。笑
カヤックに揚げようとすると転覆しそうでパニックになっていると…なんと、
ジグがハズレてバラしてしまいました!
O!M!G!! オートリリース発動!!!
デカイ図体がゆっくりと垂直に海底へと消えていきます。
なんということでしょう…
まさか、とんでもなくデカイヒラマサをバラしてしまいました。。。。
しっかりと釣り上げて大きさを測っていれば、身長と同じほどの数字が出ていたかもしれません。
バラしてしまった私は呆然としながら脱力でぐったりするしかありませんでした。
ふと目に入った魚探の航跡を見ると0.5km引っ張られてます。
さつき松原海岸、水深10mですが、おそるべき大物が釣れました。
結局ボウズで帰港することになりましたが、姿を拝めただけでも満足してしまいました。
もし釣り上げていたら、どうやって持ち帰っていたのだろうと、ずっと考えてしまいます。
一人で満足している姿に、「何バラしてんだよ!!釣らないと意味ないんだよ!」と嫁の喝が飛び交っています。
スマン!!
あんなにデカイ魚釣ったことがなかったので、戸惑ってしまったのも敗因の一つですね! 手鉤、100回に一回は必要です!
次から手鉤持ってリベンジします!!
天気よ晴れよ〜!!