ガンブルー

もう10年近く使用している愛銃。 銃検査の時、銃ケースが雨に濡れ浸水。銃身に赤錆を出してしまいました。 サビを落とすとまだらになってしまい、また同じ場所から赤錆が発生しそうです。 赤錆が出た場所がハゲた・・・ ということでレッツ、ブルーイング！ 銃身の黒サビ加工をDIYすることにしました。 必要になるのはガンブルー！Birchwoodのガンブルーが絶大な人気と効果なのですが、本国規制強化のため生産中止だそうで手に入りませんでした。 仕方ないのでアマゾンで販売されているものを購入。 こちらが今回使った一式です。 LNTYWJG 常温黒染剤 ガンブルー液, サビ取り・染色・酸化膜コーティングのソリューション一式（amazon） LNTYWJG 常温黒染剤 ガンブルー液, サビ取り・染色・酸化膜コーティングのソリューション一式，鉄・鋼・鋳鉄・亜鉛合金,樹脂,黒染め加工で どこでもどなたでも簡単に黒染できます【100g・3】価格：4,256円（税込、送料無料) (2024/6/2時点) スコッチブライト（amazon） 3M スコッチブライト キッチン 不織布たわし A-11S(5枚セット)【スコッチブライト(Scotch Brite)】[キッチン スポンジ たわし 鍋 フライパン コゲ]価格：1,212円（税込、送料別) (2024/6/2時点) スチールウール（amazon） 【 送料無料 】 ボンスター ロールパッド 12個入 ボンスター価格：459円（税込、送料無料) (2024/6/6時点) さて、いきなりですが、2回失敗しました。 1回目は次の日にすごい 赤サビ。おそらくガンブルー溶剤を洗浄しないまま仕上げたのが原因。 2回目の失敗もガンブルー溶剤の洗浄なし、被膜が厚すぎて剥がれてしまいました。 ３度目の正直ということで、本場、銃社会のYoutubeを参考にしてやってみました。（最初から見とけ） それでは、失敗を交えたブルーイングの手順です。 黒サビ落とし まずはサビ落とし剤をつけます。 プラごみの中にあった豆腐の入れ物に液剤を入れ、同封してあった荒目の刷毛で塗り込みます。 サビ落とし剤は鼻がもげるほどの臭いなので、外での作業をおすすめします！ 瞬時にコーティングが取れていく もう、後戻りは出来ない感・・・ 脱脂＆磨く 黒サビが綺麗にとれたら、スコッチブライトで磨いていきます。 磨いた方が明らかに酸化反応が良いので、磨くことをお勧めします。 今回は赤サビの痕がひどかったので、スコッチブライトを使いました。銃身が綺麗ならスチールウールでいいと思います。 照星の隙間などは特に油が落ちにくいので、パーツクリーナーで念入りに油分を落とします。 （脱脂で失敗） 一回目で失敗した箇所ですが、小さな穴や隙間にオイルが残っていてムラになりました。隙間の落ちにくい油もパーツクリーナーを駆使して落としましょう。 油が残っていた箇所 微妙な隙間に油が残っていてムラになった ガンブルー液を塗る 綺麗に磨いたらガンブルー！ みるみるうちに色が変わっていきます。 コツとしては、銃身を立てて一気に液剤をヒタヒタに塗ることでしょうか。 塗ったら全体をスチールウールで軽〜く撫でるようにして馴染ませます。 スチールウール無しだと、マッドでザラザラとした肌触りの仕上がりになりますが、スチールウールで撫でながら塗ると、ツルテカな仕上がりになります。 塗る前に磨くと酸化反応がいい！ 洗浄 ある程度黒くなってきたらお湯で洗い流します。 給湯器のMAX60℃で洗い流しました。ペーパータオルで拭きながらお湯で液剤を落としていきます。 水で洗い流すと錆びるのでお湯で洗いましょう。 ブルー液を塗ってを繰り返す 熱いお湯で洗うので拭き上げるとすぐに乾燥します。乾燥するとムラが分かりやすくなるので、ムラがなくなるまで入念にブルー液を塗り込みます。 塗りこんだらまたスチールウールで撫でるように馴染ませていきます。 （スチールウールで撫でると若干薄くなりますが、そのまま続けます。） 塗って磨いて（スチールウールで撫でて）、お湯で洗うを、酸化の状態を見ながら3回ほど繰り返していくうちに、黒さが増していき、乾燥させるとムラも気にならなくなりました。 オイルを塗る前なのに、ツルテカ この時点で１、2回目よりも仕上がりがツルツルでした。 スチールウールで磨きながら酸化させたせいか、薄くて細かいコーティングが施されたようです。 最後のガンブルーを塗り終えたら、お湯でしっかりと洗い流し乾燥させてください。 最後の洗い流す工程が抜けていたため失敗が続いたようです。 乾燥させる時は、微妙な隙間に水分が残っているため、ドライヤーを使って入念に水分を飛ばします。 （特に穴や隙間の中は水分がのこっています。） 仕上げ剤 しっかりと乾燥させたら最後の仕上げ剤を塗ります。 仕上げ剤を塗ると黒光が増して新品同様です。 私の銃の銃身はマズルブレーキという小さな穴が銃口についているので、薬剤が入り込み、銃口内が汚れます。 最後は入念に銃口内の手入れをして終わりです。 完成 必ず仕上げた次の日に状態を確認しましょう。失敗を発見したのは2回とも二日目です。 失敗した場合、数日は赤サビが発生するので、数日間は状態をチェックしましょう。 成功している場合でも、酸化が少しだけ進行しているようで、ペーパータオルを当てると黒サビが薄く付着しました。 スチールウールで撫でたせいか、薄めのコーティング 素人感もない・・・と思う 今回３回目に行った方法は、コールドブルーという方法を参考にしたやり方でした。 ブルーイングにも色々とやり方があるようで、いろいろなやり方を見た上での試行錯誤。 ぜひ皆さんも私の失敗を参考にしてブルーイングを試してみてください。 ２度の失敗 1回目は次の日にすごいサビ。おそらくガンブルー溶剤を洗い流さず仕上げたことが原因。 2回目の失敗も1度目と同じでした。 2回目（被膜をかなり分厚く仕上げた） マッドな感じでよかったのに失敗 最後に 今回使用したブルーイングセットに同封されているサビ落とし剤は強力です。 赤サビも黒サビもあっという間に落ちてしまうので、黒サビを落とさずに赤サビだけを落としたい場合は、ネジザウルスのサビ落とし液を綿棒につけて使用しましょう。 薬室内部や銃口、そのほかにもデリケートな部位にもネジザウルスのサビ落とし液をオススメします。 エンジニア ZC-29 ネジザウルスリキッド(泡タイプ)（amazon） エンジニア(ENGINEER) ネジザウルスリキッド(泡タイプ) ZC-29 サビ落とし 錆取り剤 (泡タイプ)250g【在庫有り】価格：1,100円（税込、送料別) (2024/6/6時点) 参考資料： https://www.youtube.com/watch?v=stcDIVGxG1Y https://www.youtube.com/watch?v=vuP4m6L95K4 https://www.youtube.com/watch?v=RNYIJPwqbdA https://www.youtube.com/watch?v=oe0BxYvMazg

DIYで猟銃をガンブルーコーティング！ブルーイングの方法と黒サビ加工ガイド