> BLOG > Hunting > 見てわかる野生動物の農業被害・鹿、猪等の大型動物から被害をうけたらこうなる。九州鹿の巨大化。
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有害鳥獣による令和元年の農業被害額は158億円でした。そのうち鹿による被害額は約53億円、イノシシは約46億円です。

そのほかにも猿や鳥もいますが、シカ、イノシシがツートップで我々の野菜を喰いあさっています。

もちろん農家さんも獣害対策を行なっている上での被害です。

農家さんには有害鳥獣対策にかかった費用と、動物により壊された柵や機械の修理費用が経費として上乗せされます。

さらに自然災害が加わると……もうやっていけません。

今、我が家でも畑で大豆を作っていますが、ついに目に見えた被害を受けてしまいました。

猟師の野菜がシカ、イノシシに食われているなんて笑い話ですが、冗談ではありません。💢

通常の大豆はこのように成長している頃です。山から少し離れた街中の畑なので、鹿に悩まされることなくスクスクと育っています。

そして、これが今回被害を受けた大豆たち。👇

この畑の大豆は数日前まで上の写真のような状態を保っていましたが、ついにやられました。

まだ茎が残っている状態ですが、他の大豆畑はサラ地状態です。

この写真は全く同じ日に撮っています。

まさに無料サラダバー状態。鹿たちのパラダイズ!(大豆なだけに)

無数の足跡も確認できます。💢 猟師の野菜だからなんて理由ではなく、山間に近いこの一帯全ての農作物が被害を受けています。

(2022年追記:2022年度の大豆、ついに完食壊滅されました。)

農業を辞める理由には害獣被害も大きな要因の一つになっています。

田舎の人口が減少、農家の減少、シカイノシシの急増(害獣被害)。スーパーの野菜が高騰する日もあと数年でしょうか?田舎だけの問題ではありません。

また、鹿や猪はマダニやヒルを媒介しているので、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の感染リスクも高まります。

「かわいい動物」だけでは済まされないのが現実です。

先日獲れた鹿も、胃の中には大豆の葉と思わしき物がすし詰め状態。100Kgを超える巨体にまで成長していました。

あまりにもの重さで車に載せ込むことができず…車で引きずって回収しました。

数ヶ月前は同じような巨体の鹿を庭の畑でも獲っています。今後、このような巨鹿がゴロゴロ獲れるようになれば、車に乗せ込むための道具や機械の購入を考えないといけません…

ツラい出費です!

6月に庭の畑で獲れた大物👉吠える牡鹿!庭先の罠にかかった牡鹿を獲る!庭の畑で鹿を収穫!閲覧注意!有害鳥獣駆除実施中!
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