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※閲覧注意※
※生き物を殺す描写、記述があります※
※慣れていない人は、そっ閉じしてください※
風邪をひいてしまって、2日目の朝。微熱を感じながら、だるい体を起こして罠を見回りに行きます。
忙しい時や、予定が入っている時、体調が悪い時っていうのは大抵フラグが立っている状態です。
裏山の見回りを終えて、最後の庭先の罠でフラグ回収となりました。
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自宅のリビングから10メートル、推定80kgのオス鹿が掛かっています。 デカイ。
微熱でだるい体を振り絞って、鉄パイプを振りかざします。
毎回ドメ刺しの際は緊迫しますが、この巨体で抵抗されると更に恐ろしい!!
大抵の鹿は一発で伸びて倒れるのですが、さすがのデカさなだけあって5発目でやっと伸びてくれました。
すぐさま、ナイフで動脈を切ります。
フゥーーッ!!と一息してしゃがみ込んでいると、鹿がムクムクっと意識を取り戻していくではありませんか。
え!? え゛ぇっ!? 切れた動脈から血がドバドバ出ているのに!? 一時撤退!
血を流しながら吠え始めたので、一声動画に納めました。 近所の犬も警戒して吠えています。
二件先の犬の吠え方と同じです。 動画に撮った声は図太さが半減しています。気迫までは動画に収まり切れないのかもしれません。
鹿が吠えるところを初めてみました。 この鹿強いです。
動脈を切って既に数十分が経過、早く楽にしてあげないとと感じ始めました。
鉄パイプを再度手に持ち、気絶させてさらに深い切り込みを入れます。
30分の格闘の末、絶命しました。
ドメ刺しは毎回難しいです。 今回は特に長く感じたので色々考えてしまいます。
毎回なるべく早くという気持ちになりますが、早く楽にしてあげたいという感情は普通なのでしょうか?苦しいながらも、長く生きたいと思うのか、早く楽になりたいと思うのか。
究極の感情。
鉄パイプとナイフだけではとても難しい。
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引っ張ってもビクともしません。回収の為にトラクターを起動させ引っ張って回収。しかしデカイ!
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車に積載なんて無理です。トラクターで釣り上げてなんとか運搬車両(自家用車)に押し込みました。
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狩猟専用車両の必要性を感じます。
しかし、60kg、70kg以上の動物が罠にかかると、毎回罠が破損してしまいます。 今回もバネがグニャグニャに。。。前回の大物イノシシはワイヤーが引きちぎられる寸前でした。
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もう、ヒヅメが鹿ではなく、イノシシじゃないですか! 蝦夷鹿がデカイと聞きますが、九州鹿もかなりのデカさかと思われます。 汗
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鹿肉解体業者に引き渡した後フラフラで帰宅。
体調を治すため、ベッドに倒れ込みます。 にんげん弱い。
出勤した嫁にラインを入れると、
『え? おったんか! 朝ずっとガサガサゆってて、猫ちゃんと何やろねーって見てたんよw』
とリプライがきました。気づかんやったんかーい!
明日は、雨です。体調も治ってくれてれば良いのですが……🏳