> BLOG > Hunting > 最初の散弾銃選び Benelli M2 のススメ ベネリM2 プラティカルコンフォーテック レビュー
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ベネリM2プラティカルコンフォーテック 12GAを購入して数年、選んだポイントやオススメしたいポイントをまとめてみました。

選ぶに至った経緯から、数年間使用してみた結果をレビューしたいとおもいます。

ベネリとはイタリアの銃器メーカー、国内正規販売店金子銃砲火薬店で購入することができます。

散弾銃の種類の多さ

まず、最初の銃を選ぶということがこんなに大変だとは思ってもいませんでした。

散弾銃は種類が多く、上下二連、水平二連、自動(オートマチック)、スライド式(ポンプアクション)、レバーアクションと、銃身にも鳥撃ち専用や大型動物専用などがあり多様な種類が揃っています。

作りも木製、シンセティック(合成樹脂)があり、撃つ弾の口径も選ばなければなりません。

散弾銃についてよほど知識がないと最初の銃選びは困難で、ほとんどの人は見た目で選ぶか、銃砲店と相談しながら選ぶことになると思います。

私も最初のうちは何を選んでいいのか全く分かりませんでした。

「12番、20番、410番?どれにする?」 弾の口径まで言われるともうパニックです。

銃一つさえあれば、なんでもできると思っていた私は、

「とにかく、鹿や猪も撃てて、鴨、トラップ射撃、スコープなんかも載せたい!全部できる銃がいい!」

と欲望丸出しで銃を探していました。

ベネリとの出会い

そんな時に出会ったのが『ベネリM2プラティカルコンフォーテック』です。

当時、東京銃砲が出していた銃カタログに掲載されていて一際目立っていました。

よく調べてみると、警察や軍にも採用されているようで、長く愛されている銃のようです。インターネットやYOUTUBEで調べてもすぐにヒットします。

軍や警察に採用されている銃ということはマルチに使えるということ。

カタログをよく見ると通常のM2とは違い、プラティカルコンフォーテックではマウントレールも初期搭載されていて衝撃吸収機能付きの銃床、リコイルパッドにマズルブレーキとまさに軍用銃に似た容姿。さらに変えチョーク付きと至れり尽くせりです。(当時チョークが何か分からなかった)

私の欲望を全て受け入れてくれた。これが最初の出会いでした。

ときめいたポイントをまとめてみた

照星照門照準器

大抵の狩猟用散弾銃はリブといって銃身の上に細長いレールのような照準器がついています。

私はいまいちリブの使い方がわからなかったので、自衛隊で使い慣れている照星照門式の照準器がついた銃を選んでいました。射場でゼロイン調整(照準器調節)が必要ですが、このタイプの方がより正確に狙うことができます。

マウントレール初期搭載

ダットサイトやスコープなどのオプション装備を後付けできる万能レールです。

他の銃でもレールは後付けできるものなのですが、銃砲店に銃を預けて改造を施さなければなりません。

改造をすると警察へ手続きが必要になるので、最初からついているものは色々と手間が省けます。

マウントレールにはダットサイトを載せています。

衝撃吸収できる銃床、リコイルパッド

銃床に模様が入っていますが、これは撃った際の衝撃を和らげる効果があるそうで、肩に当てる設置面にもやわらかく分厚いリコイルパッドがついています。

スラッグを撃つ際の衝撃や反動がこれらの機能で和らげてくれます。リコイルパッドの厚みも3種類ほどあるそうで、注文すれば簡単に付け替えることもできます。(別売り)

マズルブレーキ(消炎制退器)

銃身先端にはマズルブレーキ(発射時の反動を抑制する穴)がついています。

銃口付近の銃身上部に6つほどの小さい穴が空いていてこれが弾頭発射時の反動を抑制してくれます。

自衛隊では消炎制退器と呼んでいます。

チョーク交換式銃身

チョークは銃口の先端に付けるもので、散弾の散らばりを広げたり狭めたりすることができる部品です。

チョークがついていないモデルや、最初から固定されたモデルもありますが、付け替えが可能だと、シーンに合わせて絞りを変更することができます。

M2プラティカルコンフォーテックには3つのチョークが付いていました。

ダミーマガジン

ひと目気になるのがこの長いマガジン。本来はこの中に弾を入れることで連射を可能とさせます。

しかし日本の法律上、マガジンには2発しか入れることができないのでこの長いマガジンに意味はなく、ただの飾りです。本来であれば、長ければ長いほど弾が入ります。

邪魔だと感じたら別売りのキャップに取り替えて、外すことも可能です。


以上のときめきポイントで購入の決め手となりました。

では実際に数年間使用してみたレビューです

メンテナンス性

ベネリを使っていて最も良かったと思うのがメンテナンス性に優れていることです。

部品数が少ないのが写真で見てわかると思いますが、これがメンテナンスを容易にしている理由です。

さらに、メンテナンスをするために必要な専用の工具(ペンチやドライバー等)が必要なく、ブラシや布、オイル等の掃除道具があれば簡単にバラしてお掃除することができます。

また、部品の総数も少なくシンプルな構造のため、分解結合も簡単。どれだけ撃ってもクリーンな状態を維持することができます。

衝撃、反動が少ない

別の散弾銃を使ったことがないので比較はできませんが、散弾銃を撃っている嫁を見ての感想になります。(法律上自分の銃以外触れちゃダメ)

まず散弾銃とだけあって、スラッグ弾を撃つ衝撃は64式、89式自動小銃の衝撃よりも段違いに強いですが、リコイルパッドや銃床の衝撃吸収機能のお陰で肩への負担が軽減されています。

嫁がスラッグを撃てばアザがつくほどですが、M2の私ではアザがついたことはありません。

また反動が少ないのもマズルブレーキが効いているからだと思います。

マウントレール

マウントレール初期搭載のお陰で何を載せようかと夢が広がりました。

軍用で使用されているマウントレールと同じため、ミリタリー系とも見た目も相性もバッチリ合います。

写真はトイガン用を試しに載せてみたのですが、重すぎてすぐに取りはずしました。かっこよさは抜群だったのですが…

今ではドットサイトを使用しています。


そして今気になっているかっこいいパーツ↓



まだまだ外観がかっこよくなりそうです。

鴨撃ち、鹿撃ち、トラップ射撃、全てM2

なんでもこなせます!

自動銃では3発撃てるのが上下二連と比べてアドバンテージです。

M2は弾の種類を変えてもしっかり機能してくれますし、射撃、トラップ、狩猟と幅広く活躍してくれます。

スラッグ弾で標的射撃した後、チョークを替えてトラップ射撃なんてこともできます。

自動銃は回転不良を起こすと聞きますが、撃つ前にしっかりと準備していれば回転不良なく射撃できます。

また、自動銃は装填の反動で狙いがブレるとも言われますが、マズルブレーキにリコイルパッドがあるせいかそこまで気にするほど分かりません。スラッグに慣れていればトラップ射撃の反動はかなり少ないので、連射はしやすいと思います。(上下二連だともっと射撃しやすいのかもしれませんが・・・)

世界で愛されているベネリM2

ベネリM2をYouTubeで検索すれば多くの動画がでてきます。

大抵は海外なのですが、狩猟、競技、ミリタリー、どの分野でもM2が使用されていて、カスタムや使い方についても大変参考になります。

最近では映画「ジョン・ウィック3」の劇中でもキアヌ・リーブスが使用していましたね。

(Amazon Prime Videoで観れるよ↓)

ジョン・ウィック(字幕版)

以上、Benelli M2 プラティカルコンフォーテックのレビューでした。

個人的にはかなりオススメですし、他のM3やM4も気になっています。

これから銃を持とうと考えている方の参考になればと思います。

嫁の銃のレビュー→ Beretta 1200FP−12Ga.  猟期前のレビュー
恐るべし、嫁の射撃センス→ ベレッタ 1200FP-12Ga.初めての射撃
前世ゴルゴか!?嫁の初猟→  嫁 忍び猟 デビュー 60キロ猪をヘッドショット
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