> BLOG > Camping > パノラマ銀座 穂高・槍に抱かれながら歩く常念山脈 残雪の縦走路 
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2021年度の雪山シーズンは昨シーズンと同じように、ほぼスキーの練習に費やしました。

4月には残雪の立山にて滑り納めをしましたが、、

雪山が歩き足りない!!

ということで、2022/5/16-5/18で残雪の北アルプスを歩こうと画策。

当初は槍ヶ岳を考えていたんですが、今年は雪解けが早い模様。雪が少ないなか槍沢or飛騨沢を歩くのもなぁ、、

そこで浮かんだのが、まだ歩いたことのない常念岳周辺。厳冬期に敗退した蝶ヶ岳も回収しようということで、上高地から入山→蝶ヶ岳から燕岳縦走→中房温泉へ下山というコースで縦走してきました。

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【DAY1 5/16】6:00上高地→ 8:00徳沢→13:20蝶ヶ岳

やってきました、3年ぶり6回目の上高地。

残雪期ということもあり人が非常に少なく、こんなに静かな上高地は初めてです。

関西からの夜行バスも、乗客は私含めて3人。運行してくださり感謝。

5:30前に夜行バスで上高地着、ゆっくり準備して6:00過ぎから歩き始めます。

1日目は余裕のあるスケジュールなので、余裕を持って景色を楽しみながら歩きます。

久しぶりの梓川沿いの樹林帯も、一人静かに気持ちよく歩けました。

いつもは少し休憩をとってスルーする明神館も、今回は明神池・穂高神社まで足を伸ばしてみようと思います。

と、一歩足を踏み出すと、急に漂う獣臭。なんだ?と思いながら歩いているとそこかしらに猿が、、

自由な猿たちが道の上で毛繕いしたり戯れあったり寛いでいたり、、お邪魔します〜とそそくさと通過します。

その先に見えてきた明神橋、、にもお猿さん^^

何回声かけても、なかなか至近距離まで詰めても移動する気配なし。ここで怪我するのも嫌なので、今回はここまでとして明神館に引き返しました。

上高地からちょうど2時間、徳沢園が見えてきました。

ここで人気のカレーをいただきエネルギー補給!蝶ヶ岳まで一気に1,100m上げる急登に備えます。

過去厳冬期に来たときは、2時間かけて標高600m上げた2,160m付近でタイムオーバーして敗退。

今回は雪がないため状況も違いますが、めちゃくちゃしんどい思い出があるため気合いを入れて登ります。

写真では伝わりにくいですが、相変わらずの急登、、ですが、以前敗退したポイントまで、今回は1時間半くらいで来れてしまいました笑

そして間も無く雪が出始めたので、2,200m付近からアイゼンを装着。丸くなった爪をガチガチに研いできていたので、めちゃくちゃ爪が効いてくれます。

12:10 ようやく長塀山(ながかべやま)到着!

徳沢からひたすら標高を上げてきました。けど、長塀山からの展望はイマイチ。

簡単にエネルギー補給して、蝶ヶ岳山頂を目指します。あと1時間くらい登れば到着のはず!

途中通過した妖精の池。だいぶ雪解けが進んで、綺麗な時期は過ぎたのかな?それでも十分青くて綺麗でした。

妖精の池を過ぎるとすぐに、稜線が見えてきました!稜線に上がると、、

この景色!

槍・穂高が丸見え!

蝶ヶ岳は景色が良いと聞いてはいましたが、これほどとは、、

蝶ヶ岳ヒュッテで受付をしてもらい、テントを張ります。この日はテン泊1名、ヒュッテ3名。テン場は貸し切りです、なんて贅沢なんでしょう。

そして蝶ヶ岳からは、翌日歩くパノラマ銀座の稜線が見えます。

通過する大天井岳が遥か遠くに見える、、果たして燕山荘まで歩ききれるのか?!という不安が過ぎります。過ぎるどころかずっと付いて回ってるので、大天荘をビバークポイントとしています。

目の前に聳える常念岳。まずここで約300mの急登。その後に大天井岳まで約500mの登り。そこから燕山荘まで、、本当に行けるか?と考えてる間にも、雲が湧いては常念岳を覆います。

兎にも角にも翌日は早いので、夕飯を済ませてあとは日の入りを見てシュラフに潜り込むだけ!

残念ながらこの日は高曇りで綺麗な夕焼けは見られませんでしたが、ちょうど大キレットが照らされているような景色が見られました。2年前に歩いた穂高連峰を、こうやって眺めてるのは本当に感慨深い、、

翌日はどんな景色が待っているのかを楽しみにしながら、ぐっすり眠れました。

【DAY2 5/17】4:15蝶ヶ岳ヒュッテ→8:00常念岳→13:15大天井岳→16:30燕山荘

二日目は時間との勝負。13:00に大天井岳に着かなかったら、燕山荘は諦めて大天荘の冬季小屋でビバーク。それを心に決めて、予定より15分遅れて4:15スタート(笑)

辺りはまだ薄暗い。

徐々に辺りの輪郭がはっきりとしてきました。

まずは蝶槍。ここからの景色も良い!本当はここで日の出を見る予定だったんですけど、出発が遅れたため間に合わず、、

常念岳はまだ遠い、、

蝶槍を越えると、常念岳手前のコルまで残雪がありました。稜線上なのか雪庇の上なのか分かりにくいところもちらほら、、端に寄らないよう気を付けながら歩きます。

そして聳える常念岳!

しんどさが容易に想像できてしまうのですが、、行くしかありません。

そしてご褒美!

この景色を見ると本当に疲れが吹っ飛ぶんですよね〜〜!ま、歩き始めたらすぐにしんどくなるんですが。

大天井岳、燕岳方面。良い景色だ、、大天井岳がえらい遠くに見えるけど。

振り返って蝶ヶ岳方面。もうすでに結構歩いてきてる。

山頂でゆっくり景色を楽しみたいところですが、スケジュールはぎりぎり。写真を撮ったら常念小屋、大天井岳を目指します。

常念岳の急登を登った後に、常念小屋まで嫌になるほど下ります。大天井岳までまた登らせるくせに下ろすなよ!笑

雪から出てきて間もない常念小屋では、小屋やテント場の整備、仮設トイレの設置などが行われている最中でした。

余りにも疲れたので、ここでラーメンタイムを取ります。

この時点で今日中に燕山荘まで行くのは9割諦めてます。まぁ今回は大天荘の冬季小屋が使えるので、無理して急ぐ必要もないし。急いでも碌なことはないし。

常念小屋から樹林帯に取り付くと、すぐに残雪が出てきます。そう多くはありませんが、体力が削られるので早々にアイゼンを装着します。

横通岳はもちろんスルー笑

東大天井岳〜大天井岳の残雪を越えたら、ようやく大天井岳が近づいてきました!

大天井岳直下の大天荘。

夏道のトラバースルートは通行止め。まだ当分雪の下の様子でした。

さて今日はここで無人小屋泊まり!、、のつもりでしたが、、

大天井岳から燕山荘まではコースタイム3:30。現在13:00。日の入りは17:30頃、、

日没までには絶対到着できる!ってことで燕山荘を目指します!(良い子はマネしないでね)

まずは大天井岳をピークハント!

そして下りに取り掛かります。

大天井岳直下の直登ルートの状況が心配でしたが、残雪は無し。とにかく急なガレ場を下ります。

切通岩を通過したら、あとはダラダラとしたアップダウンを繰り返して燕山荘を目指します。景色が良いのが救い。


そして16:30頃、無事に今夜のお家を建てられました!

もちろん今夜も貸し切りです。

と、この燕山荘でのテン場受け付けで衝撃の事実が。入山日の5/16お昼頃、中房温泉への道路途中で落石が発生。通行止めのためバスも運休とのこと、、

えええええ?!

え?!帰れないってこと?!(歓喜)

内心、早々に下山を諦め開通まで山で過ごすことを考えていましたが、燕山荘に泊まっていた1パーティの方々の車に同乗させていただけることに。

通行止めのゲートが12時になったら一時的に開けられるため、その前に温泉集合で!という約束をして、翌日は各々下山をすることになりました。

この日の夜もかなり冷え込みましたが、夕焼けはご覧の通り!

燕山荘のスタッフさんも次々と小屋から出てきて大盛り上がりです。

どうやらずっと天気が良くなく、こんなに綺麗な夕焼けが見れたのは本当に久し振りとのこと。

寒いのでそそくさとテントに戻りましたが、テントからの景色も良いんだなぁ。

シート無しマット1枚で雪上はどうかなぁと心配でしたが、疲れていたためかぐっすり眠れました。

【DAY3 5/18】4:30燕岳→7:20燕山荘発→8:00合戦小屋→9:30中房温泉

最終日はまず、燕岳頂上でご来光を望みます。

夜明け前に目を覚まし、白湯を一杯飲んでテントを出ます。どうやら先行しているのは小屋泊の1パーティのみ。

山頂到着と同時に日の出を迎えました。

キンと冷えた夜の空気が、日の出と共に生じた風に流されて行くのが分かります。そして太陽の光を浴びると、一気に身体が温められていきます。日の出を眺める度に、太陽のエネルギーの凄さを思い知らされます。

朝日に照らされる北燕岳、立山方面。

穂高・槍、裏銀座方面。素晴らしい。

最終日が一番良い天気になりそうです。

山頂でゆっくり過ごしたかったですが、下山後の集合時間があるため、日の出を見たらすぐにテントに戻ります。

途中で、イルカ岩とメガネ岩も回収。

朝食を取って、テントを撤収したら下山開始です。

良い景色を見せてくれてありがとうね。

燕山荘の裏に回り込むと、前日歩いてきた常念山脈の稜線が丸見え!

写真には蝶ヶ岳がギリギリ見えて、、ないか、、?改めて、よく歩きました(笑)

燕山荘を過ぎると、すぐに残雪が出てきます。

天気が良く雪も緩んで来てるので途中までアイゼン無しで下っていましたが、合戦小屋直前で傾斜が急になりアイゼン装着。

合戦小屋以降の樹林帯は残雪があったりなかったりで非常に歩きにくかったです。結局標高2,000m付近でアイゼンを外しました。

第二ベンチから下は雪が全くありませんでした。

無事下山!

お疲れ山!

ちょうど9:30下山完了しました。

ゲートが開く12:00まで時間に余裕があります。3日間の疲れを癒すべく、登山口そばにある中房温泉に入ります。

そして中房温泉から5分強下った有明荘で、車に乗せて下さる方々と合流。

穂高駅まで送っていただきました!ありがとうございます!

と言うことで、無事に帰路に着くことができました。ここから12時間かけて福岡まで帰ります(笑)

山の上は3/-7℃とまだまだ冬の名残りを感じられましたが、下界は20℃とポカポカ陽気。

がっつり残雪の山を歩けて、大満足の山行となりました!


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