下梶寄(しもかじよせ)海水浴場(又はキャンプ場)は、大分県佐伯市の最東端に位置しています。海岸は無人キャンプ場になっていてトイレ有り、水道も利用可能で海水浴客やキャンパーにも嬉しい設備が備った貴重な無料キャンプ場です。
今回の遠征は小潮、前回は大潮の日にやってきましたが小潮の下梶寄はどうでしょうか?
※下梶寄の海域は水深もあり流れも速く(激流)、カヤックでは沖に出ることが難しいため海岸から数分の範囲内でカヤックフィシングを行います。
現地の海図は下のレポで載せてます。チェックしてみてください!
下梶寄の海底、潮の流れ等のカヤックフィッシングレポートはこちら→カヤックフィッシング大分遠征 超オススメ遠征スポット 下梶寄キャンプ場 水深50mまで5分 潮が激流!大潮注意!
さて、到着はお昼前11時。早速ナブラに鳥山が湧いているのを発見。
「あー!ナブラきたー!」やる気と期待も上々です。
出艇準備を急いで整え12時には出港。残念ながらナブラはそれ以降見ることはありませんでしたが、魚探の反応は良好です。
小潮のためかクラゲが大量に浮いています。潮の流れは大潮ほどではないようですが、やはり少し流れは速いです。
流れがぶつかったりする場所では渦を巻いてたり、湧きあがったりしています。
潮の速さは水深20m付近で0.5kt。水深40m〜50m付近では1.5ktくらいで沖の方へ流されています。
潮の満ち引きに合わせて流れの速さも変わりますが、大潮の時よりも身動きが取りやすい状況でした。
そうこう竿を垂らしていると、嫁から「何か回遊してるよー!」と無線が!
その後すぐに何かを釣り上げた様子。
初のイサキです!
今まで釣ったことがなかったため、二人して大喜び!
と、私の竿にも反応が!
良いサイズのオオモンハタです!
嫁はさらに真鯛も追加。
立て続けに釣れ始め、サイズアップしたオオモンハタを釣り上げたところで、嫁からカラフルな熱帯魚が釣れたと報告が。
Google先生に聞いた所、「テンス」という魚だそうです。
かなりレア物らしく、食べられる魚だと判明。滅多に食べられないなら、食べてみたいですよね!
その後私もテンスを釣ることができました。刺身用と塩焼き用ゲットです!
小潮というもの、美味しいお魚ちゃんたちが釣れ始めました。
さすが下梶寄!お気に入りの場所がさらにお気に入りになりました。
しかしここで、順調だった爆釣タイムに文字通りの暗雲が…遠くの方から雷鳴が聞こえてきました。
急遽海域離脱。雨だけなら続行できそうですが、カミナリは危険。
カヤックフィッシングは一時中断です。
急いで岸にもどり、雨が降る前に野営地を設営します。
タープを設営したところで激しい雨に見舞われました。
雨が止む頃にはもう夕暮れ時。雨上がりと同時に海に繰り出しましたが、残念ながら何も釣れることなく帰投。しかし、初日にしては良い釣果でした。
さてカヤックフィッシングモードから野営モードへ切り替えます!
暗くなる前に晩御飯の準備です。
火器類を忘れてしまったため、焚き火で炊飯することになりましたが、雨に濡れた薪は湿気っていて火力維持が中々難しい炊さんになってしまいました。
さらになんと、まな板とお箸まで忘れてしまったため、藪から竹を剪定してお箸を作ったり岩の上で刺身を捌いたりと、縄文時代のような炊飯になりました。
刺身のお写真は…岩の上で捌いたせいかグロテスクな絵面になってしまったため、写真には残せませんでした。
お味のほうは…プリプリと弾力があって美味しかったです!(小並感)
お腹も満足したところで急に眠気が…酒を嗜んでいる嫁を置いて早々に就寝しました。
2日目明朝、日出前に起床です。さて外の様子はどうでしょう…
霧…
漁船や作業船が霧の中行ったり来たりしている音が轟いています。
結局モヤが晴れることなく数時間。やっと晴れてきた頃の8時過ぎに出艇します。
朝モヤのせいで朝マズメのいい時間帯を逃してしまいました。
午前中の釣りにはかなり期待してたのですが魚探は沈黙…全く何も写りません。
釣り始めに嫁がカサゴを釣ったようですが、小さかったのでリリース。
それ以降何も釣れず帰宅時刻の正午になってしまいました。
結局二日目はボウズで終了。
今回の遠征では、短い時間で合計六匹。なかなか珍しい魚に美味しい魚を釣ることができました。
普段の出艇場所では釣れることのない魚だらけで大満足!下梶寄海岸、オススメです!
今年の春ごろに下梶寄の地磯で死亡事故が発生したようですので、訪れる方は安全第一で楽しんでくださいね!
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