今回はミヤマキリシマが満開になっているタイミングで九重連山にテント泊です。九州に引っ越してきて3年、やっとミヤマキリシマを見ることができました。
標高の低い場所のミヤマキリシマは既に終わりかけがチラホラ出ています。山頂付近は見頃を迎えているで、今週末は好天も重なり登山者が多くなるでしょう。 先週末、坊がつるのテント場はギチギチの状態みたいでしたので、早めに行って場所取りした方が良さそうですね。
嫁、Tシャツ短パンで登山開始
今回の山行は嫁がトレーニングのため白水荘から9時間かけて坊がつるへ、私は坊がつるでゴロゴロするため遅れて雨ヶ池ルートから入山し合流します。
嫁は仕事終わりの夜中から九重に向かい、登山口で車中泊して早朝から登山開始です。
登山開始間もなく凄まじい急登と、真夏日の気温のせいで持ってきていた水2.5Lがあっという間に減ってしまいます。
坊がつるまで水場がない中、快晴で真夏日の急登をで熱中症に気をつけながら登っていきます。坊がつるでたらふく食べるためにザックの中ももたくさん入っていますので結構な重量を担いでいます。
汗が滝のようです。
なんとか水を持たせるために30分に一回水を口に含む計算で歩きますが、砂漠で水を探しながら歩いているような心境です。
心臓破りの急登を登りきって前岳、高塚(黒岳)とピークハントして坊がつる(水場)を目指します。
道中風穴という場所があります。昔、蚕の繭を保管していたそうですが、こんな場所まで蚕を運んでいたのでしょうか?インスタ映えポイントですね!実際は水欲しさに穴を覗いて、叫ぶはずです。
なんとか坊がつるに到着、気づいた時には、テント場の水場で水を浴びるようにがぶ飲みしていました。まさに砂漠の中のオアシスを見つけたときのような絵面で飲んでいたことでしょう。
気を取り直して本日のキャンプ地はこことなりました!
旦那、Tシャツ短パンで登山開始
一方その頃の旦那は、罠にかかった鹿を処理しているところでした。解体場で猟師仲間と話し込んでしまったため、自宅出発は15時をまわってしまっています。長者原に到着して登山開始したのは17時ごろ。
日没は1900頃でしたので、1830頃までは登山道はヘッドランプは使用しなくても歩くことができます。下の写真は1800頃の坊がつるです。まだ結構明るいですね。
1815ごろ坊がつるで嫁と合流。すでに酔っ払いでテントの横で大の字になってぶっ倒れています。
日没の景色もなんと贅沢でしょう!!
到着後、法華院温泉山荘の温泉でひとっ風呂入ります。
法華院温泉山荘はテレビ取材も入っていたようで、平日にも関わらず結構なお客さんが泊まっているようで大変賑わっていました。
法華院温泉山荘の自販機でビールを調達してテントに帰宅、待ちに待った晩酌です。
何と豪勢な食事でしょう。写真は全て嫁のレシピで、旦那は簡単なラーメンを作って食べていました。
暮れゆく外で飯と酒、疲れた体が感じる最高の贅沢な時間です。そしてビールを飲み干す時に見える星空が毎回の楽しみになっています。
飯を食べたら、何もすることがありません。星を見るためにテントの入り口から顔を出して二人、自然に眠るまで星空を眺めています。
昼夜の寒暖差は20度近くあります。日中28度、夜は10度近くまで下がり夜はかなり寒いです。Tシャツ短パンスタイルの旦那は寝袋の中に入って寒さを防いでいます。
翌朝早朝、嫁は下山開始です。
平治岳から男池へ下山。旦那は雨ヶ池ルートで長者原に戻ります。
平治岳山頂付近のミヤマキリシマは満開でとても美しい景色です。
嫁は平治岳をせっせと登っている一方、旦那は寝袋とマットだけで、まだ坊がつるでゴロゴロと寝て過ごしています。
今頃嫁はあの辺歩いてるのかなぁ〜、なんて思いながらゴロゴロしています。
空の雲が厚くなってきた頃旦那は下山を開始しました。
いつも下山後に寄る筌の口温泉共同浴場は緊急事態宣言中は地元住民しか入浴できなくなっています。県外登山者は利用できませんので注意しましょう。筋湯温泉は普段と変わらず営業しています。
九重での登山は景色も気温も他の低山と一味違ってくるので九州の山で一番楽しい場所だなぁと改めて思います。
今週末6月5日、6日は快晴に恵まれそうですので行かれる方は人の多さと、コロナ感染に注意して登山を楽しんでください。