2021年1月、スキー板・ビンディング・ブーツを衝動買いしてしまいました。
シーズン始めにはスキー買いたいなんて思ってもいなかったのに、突然安く買えるチャンスが来てしまい思わず購入!
板:K2 mindbender90 163cm / ビンディング:G3 ZED / ブーツ:オービット スコット
ゲレンデスキーをメインに、山スキーにも繰り出せる装備を目指しました。
とは言っても、スキー経験は小学生の頃にちょろちょろ滑っていた程度。ボーゲンに毛が生えたようなものです。
とにかくスキーの練習をせねば!と2,3月に長野県は白馬まで行って、一人スキー合宿をしてました。
そしてBCやってる先輩から、一緒に残雪の立山に行かないかというお誘いが!
スキー技術には不安しかなかったのですが、またとないチャンスに二つ返事。
2年ぶりにやってきました残雪の立山!
4/15に黒部アルペンルートが開通し、ようやく室堂に降り立てます。今回は4/20-22の三日間滞在しました。ちなみに今年2021年は、黒部アルペンルート開通の50周年。
お世話になるのはみくりが池温泉。荷物を置かせてもらい、とにかく山へ!
一本目は、室堂駅から一番近い浄土山中腹を目指します。
人生二回目のシール歩行でしたが、初めての時よりコツが掴めてきました。
それにしても天気が良い!!!
実は我々の滞在前は大荒れの天気だったらしく、1m程の降雪があったとのこと。そしてこの快晴!山の神様に感謝です。
45分程でドロップポイントに到着。立山周辺エリアでは一番初心者向けのコースですが、私からしたらめちゃくちゃ傾斜がキツいです。
華麗にシュプールを描く先輩2人の後を、怖い怖い言いながらなんとか滑り切りました。
滑り切ったらまた登り返します。お次は浄土山を超えて国見岳まで。
国見岳山頂手前は細い尾根のため、スキーからアイゼンに履き替えます。
スキーを背負って歩くのはほぼ初めてでしたが、思ってたよりも安定して歩けました。
国見岳の斜面は、浄土山中腹斜面よりさらに急になり、中級レベル。どこからだと滑れそうか恐る恐る進み、無事滑降。
最後にもう一度、浄土山中腹斜面を滑って一日目は終了。
みくりが池温泉の部屋から眺める夕陽。翌日も快晴予報です。
翌日、宿から出てすぐのハイマツ帯で何やらざわざわ。もしかして、と覗いてみると、、
やっぱり!冬毛の雷鳥です。
番で居ました。二日目も良い日になりそうな予感!
二日目はまず、雷鳥坂を上がって雷鳥沢を滑るスケジュール。その後時間があれば山崎カールか浄土山の斜面を滑ろうかと。
雷鳥沢キャンプ場まで下ったら、シールをつけて取り付き開始。
序盤から、一日目のコースよりも傾斜がキツく、時折シールが効きづらいなか歩行を進めます。
そんな中、2400m地点でアクシデント発生。リカバリーに1時間弱を要して、スキーからアイゼンに履き替えて再スタートしました。
傾斜がキツく、めちゃくちゃしんどい。息を切らしながら慎重に標高を上げていきます。
しかし背後のこの景色!これがあるから止められない。振り返っては景色に元気をもらいながら進みます。
そして遂に!剱御前小屋に到着。二年ぶりに雪の剱岳にも会えました。
二年ぶりの再会もそこそこに、雷鳥沢を滑るという次の試練が頭を過ります。
登りながら横目で見ていた雷鳥沢はやはり急でしたが、登りに時間を要した分雪が緩んでいて、なんとか滑り切ることができました。
ここを上手に滑れたら気持ち良いんだろうな〜!練習あるのみですね、、
雷鳥沢ヒュッテで一休みしてから、浄土山斜面を滑ってこの日も終了。
最終日の三日目は、11:40発のバスで下山するため、タイムリミットがあります。
まずは国見岳を目指して!出発しましたが、強い風が吹いています。この風の中、スキーを背負って痩せ尾根を歩くのは、、
ということで、国見岳手前のコルからドロップすることに。
なんでもないところでコケました、、
欲張って、最後に一本浄土山中腹から!
今見返しても、三日間最高の天気の中BCを楽しめて本当に良かったです!
それと同時にまだまだ練習が足りないので、来シーズンも沢山滑りに行きたいものです。
これにて今シーズンのスキー終了!