> BLOG > Hunting > 鹿の毛皮を鞣してみた ミョウバンで作る鹿の毛皮なめし キャンプ用に鹿の毛皮ラグを作る 鹿皮のなめし方
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狩猟していると鹿皮を鞣してみたくなることはありませんか?

私はあります。

ということで鹿皮のなめし方をまとめてみました。

猟師一年生の頃、初めての獲物で鹿の毛皮をなめしたことがあるのですが、マンションでは難しいのと、なめす手間が大変面倒だったことでそれ以降作ることはありませんでした。

以前作成した毛皮は油分が抜けきれていなかったせいか、カビだらけになってしまったので捨てました。

それから4〜5年・・・

ちょうど毛皮にしたくなるような鹿ちゃんをゲットできたので鹿皮なめしに再度チャレンジです。

有害駆除報告のため動体にスプレーで日付を記入しなければなりません。

今までスプレーした毛皮は使えないと勝手に思い込んでなめすことはありませんでしたが、今は鞣したい気持ちが優っています。

がっつり白いスプレーでデカデカと書かれていますが、どこまで薄くなるか実験も兼ねて鹿皮鞣しスタートです。

丸太を組んだだけの丸太台を利用して皮から肉を剥ぎ取ります。

(肉剥中の写真忘れたので、毛皮面の写真を・・・)

以前は風呂場で肉を剥いでいましたが、この丸太台のおかげで綺麗に削ぎ取ることができました。

やっぱり肉削ぎは丸太がやりやすい!

さてナタで余分な肉を削いだ後は、お湯と中性洗剤で漬け込み洗いします。

ナタは少し切れ味が落ちた方がやり易いです。


洗剤で漬け込んでいる間に、ミョウバンを近くのスーパーから調達してきました。

とあるサイトで調べたところ100gの焼きミョウバンを溶かすと250gのミョウバンができるそうです。

早速焼きミョウバンを水に溶かしてみますがなかなか溶けません。

温めることで溶けやすくなるそうなので火にかけて溶かします。

10分くらいグツグツさせているとどんどん色が透明になってきました。

15分くらい煮立たせたくらいで透明に近い色に。

(追記:生ミョウバンを仕入れ、お湯に溶かすと10秒くらいで乳液が透明になりました汗。生ミョウバンのほうが絶対にオススメなのでネットで購入を強くお勧めします。)


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溶けたミョウバン水を400gの塩と10Lのお湯に混ぜ鹿皮を沈めます。

<<参考にしたミョウバン鞣しのサイトはこちら>>

これで1週間。

毎日皮をひっくり返して満遍に漬け込みます。

1週間が立ちました。

水から上げてざっと脱水します。

ミョウバン水を洗い流すといけないそうです。

スプレーで書いていた日付も綺麗に消えています。

さて乾燥させます。たまたま倉庫に木製パレットがあったのでそれに打ち付けていきます。

ちょっとお尻の部分が汚ない…笑

完成したらトリミングするとしましょう。

乾燥するのに3~4日程かかりました。

乾燥する際、すごく強い力で引っ張られるのか釘が変形しています。

結構太い釘で取れないように斜めに打ち込んだほうが良さそうです。

さて外してみると、パリパリです。

このパリパリ感をどこまで柔らかくできるのでしょう!

ナイフとサンドペーパーでヤスリがけします。結構荒めのサンドペーパーでやりましたが表面がツルツルに…

ここでヒマシ油を塗り込むそうなのですが、ヒマシ油がない!(買えよ)

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ちょうど靴箱にあったミンクオイルで代用して塗りました。

少ししなやかにはなりましたが、お店に売っているほどの柔らかさはありません。

厚紙くらいのような硬さでしょうか? このくらいで諦めます満足です。

ミンクオイルも日に日に浸透しているようです。定期的にオイルを塗り足していきたいと思います。

か、完成です。立派なラグになってくれました!

(白くなっているのは光の反射です、スプレー跡は完全に消えています)

鞣し専門店ほどの完璧な仕上がりとまではいきませんが十分使える毛皮が完成しました。

トリミングも必要なさそうなのでこのまま使います。

キャンプで使用すると映えそうですね!

スプレーで落書きしていても完成する頃には消えていることがわかりました。

丸太台も使い勝手が良かったので、毛皮2号を作成することにします。笑

そしてスプレーしていても消える事がわかったので、毛皮にしたい鹿がかかったら量産していこうと思います。

追記:

その後3枚ほど続けてなめしてみました。乾燥させる際、直射日光を当てると皮が固くなってしまうので、日陰でじっくりと乾かしていきましょう。半乾きになったところでオイルを塗り、繊維を破壊するようなイメージで皮を伸ばし、それを繰り返しながら乾かすと柔らかく仕上がります。

鞣し作業で必要な材料



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