2026年羅臼岳シーズンイン 雪渓とお花畑を超えて知床連山の最高峰へ

2026年羅臼岳シーズンイン 雪渓とお花畑を超えて知床連山の最高峰へ

2026年7月5日(日)、2025年8月に発生したヒグマ人身事故による登山道閉鎖が解除されました。
7月5日朝6時からは山開きに際した安全登山祈願のセレモニーも執り行われ、登山者は約200名と大変賑わったようです。

同日清里町ではサイクリングイベントの「グランフォンドきよさと」が開催されており、私たちはサポートカーや立哨員としてお手伝い。
そのため後日の7月8日に、2026年シーズン初の羅臼岳へ行ってきました。

グランフォンドきよさと

この日の登山者は約10名。06:00に登山開始した私たちが最後尾でした。
登山口には「ヒグマ警戒レベル1(通常)」の掲示。
※ヒグマ警戒レベル1:問題個体や危険事例は1週間以上確認されていません。ヒグマの生息地であることを認識し、必要な準備や対策をとってください。(知床ヒグマ対策連絡会議 「知床連山・羅臼湖 ヒグマリスク情報」より)

オホーツク展望を超え、550m岩峰・650m岩峰周辺ではヒグマの餌となるアリが大量に発生していました。
蟻塚も発達しており、足を止めるとすぐにアリが登ってきます。ここは周囲に注意を払いながら、長居しないようにしましょう。

登山道脇には立派な蟻塚が

登山口~羽衣峠まで残雪はなし。
羽衣峠~大沢入口まで沢筋に2ヶ所、大沢入口~羅臼平には断続的に雪渓が残っています。
基本的にはしっかりとキックステップを踏み込めば通過可能だと思われますが、この日はガスのため日が当たらず、雪渓の際には凍結箇所がありました。念のため軽アイゼンなどを携行しましょう。

大沢の雪渓から露出している登山道脇には、たくさんの高山植物が咲いていました。
エゾコザクラやエゾノツガザクラなど、目を惹くピンク色の花が主役。
とてもとても美しかったです。

羅臼平で休憩していると、少しずつ山頂にかかった雲が流れ始め、岩清水付近では青空が見えました。
岩清水~羅臼岳山頂には2ヶ所の雪渓が残っており、ここもキックステップで通過しました。

山頂に着く直前に再びガスがかかり始めましたが、隙間から雲の上の景色を見ることができました。
ようやく羅臼岳に登ることができて嬉しい!

下山後は登山口前の木下小屋のご主人にご挨拶し、無事羅臼岳でシーズンインすることができました。


登山翌日の7月9日に上記記事を書いていると、羅臼岳の登山道が再び閉鎖されたという情報が入ってきました。

7月9日11:20頃、オホーツク展望付近でヒグマとの危険な遭遇事例が発生しました。人身事故の可能性が高いため登山口を閉鎖します。詳細は「警戒情報」の欄を確認下さい。 (「知床情報玉手箱」より)

閉鎖解除については未定とのこと。

今後も安全確保のため、場合によっては羅臼岳をご案内できない可能性がありますこと、ご了承いただきますようお願い申し上げます。