一目惚れして衝動買いしてしまった三菱ジープ。
今の車にない魅力を秘めた車だということがわかりました。
数年乗ってみた三菱ジープについてレビューしてみたいと思います。
これから購入を考えている人や、気になっている人はぜひ参考にしてください。
結論を先に言っておきます!
三菱ジープは買い!です!
三菱ジープのここが良かった!!
毎朝の運転で困っていた眠気との戦い。
三菱ジープに乗り換えてこの問題は一発で解決されました。
重いステアリング!轟くディーゼル音と振動!四輪ドラムブレーキの不安定感!
コンピューター制御されている今の車とは違い、ジープのコントロールは人間の五感と腕のみです!
まさに車の原点!往復100kmの通勤が楽しくなりました!
仕事終わりに真夏の夜風を受ながら帰れば、疲れも吹っ飛ぶ!
エンジン音の轟も同乗者との会話まで阻害するほどうるさくはないので、安心してください!
ホロを外すとオープンカー
ホロを外すと開放感マックスなオープンカーへと大変身。
さらにフロントガラスまで倒せるので、もはやこの状態を超えるオープンカーはないでしょう。
フロントガラスを倒し、風を全身で感じるドライブはワクワク感しかない!
まるで戦車を運転しているかのようで、どんな大人でも一発で虜。
季節が良くなっても常時フルオープンは流石に疲れてしまうので、ドア無しリア全開が一番快適です。
四輪ドラムブレーキ
今やABSは当たり前の時代、4輪ドラムブレーキではスムーズに止まれません。
最初の頃は急ブレーキを踏むと前輪がロックし、キキー!!とタイヤを鳴らせていました。
さらに、左右の利きも若干差があるのか、急ブレーキを踏むと左右に逸れます!!
ジープは急には止まれない!!
早めのブレーキは当たり前!制限速度以上の速度は出さない!
安全運転に磨きがかかりました。
購入を検討している方でドラムブレーキにビビっている方、安心してください。
慣れます。
重ステ
重ステなんてもはや死語だそうです。
しかし、三菱ジープにはパワーステアリングはありません。
普段簡単に回しているハンドルの軽さは電気のおかげです。
そんなもんに頼ってんじゃねーよ!と言わんばかりのワイルドなジープでは、腕の力だけでタイヤを曲げなければいけません。
停車中にハンドルを切るのは至難の業。少しでも進めばハンドルが軽くなりますが、まさに筋トレ状態!ジープが「俺を乗りこなしたいならまず腕力だな!」と言わんばかりに鍛えてくれます!
かなり脅すような表現になりましたが、少しオーバーでしたね!
慣れるので大丈夫です!
エアコン(暖房、クーラー)
ここまできて想像はついているとは思いますが、エアコンなんてそんな甘っちょろいもんなんかついているわけ・・・いや、ある、あるぞ!
送風機!COLD ⇆HOTの2択!
エアコンなんてこれだけで十分だ!と言わんばかりのエアコンがあるではありませんか!
さらに風の強さも「切ー弱ー強」と3段階も選べますよ!
COLDなんて真冬じゃないと冷たい風は来ないし、夏のCOLDは生ぬるい常温の風が出てきます!
HOTはエンジンの熱を利用しているのか、冬でも暖かい風が出るので春と秋は安心できます。
HOTは外気温が最低0℃までなら室内を暖かく保ってくれます!(もちろん厚着してる前提!)
夏の暑さは走って涼め!
フロントガラスの真下にベンチレーターがありますが、これが夏いい仕事をしてくれます。
ドアを外して、リアのホロを巻き上げて、ベンチレーターを全開!
すずしぃーーー!
クーラーなくていいじゃん!!と叫びたくなる気分になりますが、信号で止まると熱いでしょう。
上から生えてるワイパー
なんといっても外観でまず目が行くのがワイパー!
なぜに上から生えてる!?
J55は3つワイパーがあり、かっこよさ倍増です!
実用性は想像のとおり!拭いた雫が垂れても気にしない!
横乗りの後部座席
後ろに乗せた人全員が、驚く横乗りシート。
シートベルトは無いので、さらにワクワク感(と不安感)が増し、後部座席に乗るだけでも楽しさ満点!
子供から大人までアトラクションの乗り物を楽しんでいるかの様に乗っています!
なんといっても四駆の走破性!
私のジープちゃんはほぼノーマル。タイヤもオールテレーンでガチガチの四駆使用ではありません。
しかし、ノーマルでも岩場や荒地は普通に行けてしまいます。
ジムニーでも敵わない馬力とトルク、タイヤ幅でノーマルでも十分楽しめます。
さらに、雪道でもジープの走破性は抜群に発揮されます。
タイヤや車高を上げればさらに走破性が高まりますが、改造を重ねて行くうち気づけばクロカン車両を目指していることに気づくことでしょう。そして、一般道での乗り心地は悪くなる一方です。笑
トルク
さすがオフロード走行を前提とした仕様で軍用設計と言わんばかりのトルクです。
信号発進でエンストすることはまずありません!
加速するとトルクの強さを体感できますが、なんとギアが4速までしかないためスピードを出すことはできません!
私のジープちゃんは60kmを過ぎたあたりからエンジンが唸るので、50kmー60km走行でスムーズに走っています。
また、ホイールベースが短いので高速運転には向いていません。
高速道路では、燃費や振動、エンジンへの負担を考えて80kmで頑張っています。
カタログ値での推定最高速度は110km/hに設定されています。(推定!?)
メンテナンス性
エンジンルームは、エンジン、ラジエーター、ギアボックスと、簡素な作りをしています。
今の車に見るような電子機器なんてものは、AMラジオやヘッドライトくらいで、電子制御コントロール類は全くなし!電子制御といえば、ウインカーの点滅くらいでしょうか?!
車屋さん曰く、部品が少ないと壊れる箇所も少なくなり、さらにタフな作りになっているため、一般道を走るくらいならほぼ壊れないそうです。
ただし壊さないためにもメンテナンスは必要です。
現代の車と同じく経年劣化する部品交換は必要なため、定期的に(古い車を扱える)車屋さんにみてもらいましょう。
簡単なオイル交換やグリスアップ程度のメンテナンスは自分でできるようになります。
オイル交換でオイルを抜く作業も、もともと車高が高いのでジャッキなしで下に潜って作業ができますし、グリスアップと作業も車高が高いので、ジャッキ無しで行えます。
バッテリーは2個搭載、24Vです!12V用のアクセサリーが使えない場合があります、24V用で探しましょう!
専用ドレスアップ品もあり
ジープならではの装飾品も多数出回っています!
電装系は先ほど言った様に24V用を使いましょう!
私のジープちゃんにはライトガードが付いていたお陰で、テールライトを木にぶつけてしまった際ボディーが凹まず割れたライトカバーの交換だけで済みました!
足元や荷台のマットは、ホームセンターにある軽トラ荷台用ゴムマットを切って作れます!
車検は年1回、維持費は?
三菱ジープは4ナンバー、小型貨物に分類されます。
燃料は主にディーゼル、タンク容量は45L。
燃費はカタログ値で14.5km。(定地60km/h)
カタログ値は購入後に知ったんですが、実際1リッターで10kmは走れていると思います。
レギュラーよりも軽油の方が安いですし、良くないですか?!どうでしょう?
車検は年1だけど、ユーザー車検で3万以下に抑えられます!
安くて済む車検の○バックでも5〜6万円。
メンテナンスを維持できていれば、ユーザー車検をお勧めします。
現代の車のように無駄な機能はないので、ユーザー車検もやりやすいと思います。
車検にはドアは必要らしいので、ドアは取り付けて臨みましょう!
任意保険についてですが、インターネットで加入するタイプでは車両への保険が付きません!
車両にも保険を付加したい場合は保険代理店で加入をお勧めします。
維持費は身構えていたよりもそれほど高くはありませんでした!
(ディーゼル、ノーマル仕様での維持費)
意外と水に弱い?
水害で膝丈まで冠水した時、水がケーブル類に付着したようで運転中フィルター異常のランプが点灯しました。
特に故障して止まったりといったことはありませんでしたが、ブレーキの効きが悪くなったり燃料フィルター異常ランプがつきました。
川を渡ったりしても同じ状態になったので、意外と水に弱いみたいです。
さらに、警報級の大雨ではホロから雨漏りしたり、ドアとホロの隙間から浸水したりと大雨での運転は少し濡れます。
ジープに乗り慣れてくると、多少の雨漏りでは気にしなくなるので安心してください!
まだまだ可能性を秘める三菱ジープ
ノーマルでどんな用途にでも対応!
自分のジープはノーマル仕様なので、まだまだ改造の余地はあります。
特に変えたい場所は牽引できるトレーラーにブロックタイヤです。
今までカヤックの運搬がをジープでできないものかと悩んでいましたが、トレーラーで解決します。
トレーラーを牽引できれば積載量もさらに増えますし、長距離のドライブもさらに安心することができます。
そしてホイールタイヤ。
迫力がいまいちなノーマル。
全天候型なので雪道も心配ないのですが、やっぱり四駆といえばゴツいブロックタイヤで迫力感を出したいですよね。
これ以上幅が増えるとハンドルがより重くなってしまうそうなので、お金と筋力に余裕ができてから変えてみたいと思っています。
やっぱりジープはイジりたくなる車の様で、すでにゴリゴリに改造されたジープが良く出回っています。
最初から改造されたジープを買うのも良い手です!
乗って楽しいうえ、運転技術も上達するので、おすすめの一台です!
迷っているなら買いです!
ここに三菱ジープの良さを伝えているYouTube貼っておきます!
>>その他のブログはこちら<<
ブルーモリス オメガを試乗してみた ショートファットスキーでパウダーを滑りたい ショートファットは山スキーにも最適!?
参考:三菱ジープJ55最終生産記念車 主要諸元