> BLOG > Climbing > 残雪期 の 槍ヶ岳 に 登ってみた 新穂高ー飛騨沢ー槍ヶ岳ルート 飛騨沢カールがキツかった
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ゴールデンウィークの賑わいが去った5月中旬、槍ヶ岳へと行ってきました。

残雪期の槍ヶ岳です!

おはようアルプス!

今回のルートは新穂高から入山、飛騨沢を登るルートで槍ヶ岳山荘泊の1泊2日です。

さて深夜に新穂高登山口に到着、車中泊したのち日の出後に出発します!

出発のポーズ!

登山口付近は春の陽気!あたり一面新緑でとても気持ちがいいです。

近道発見!

食いしん坊の私には咲き乱れる山菜パラダイスに心躍ります。

相方も、咲き乱れるニリンソウにカントリーロードの曲に乗せてニリンソウロ〜ド、このみ〜ち〜🎶と歌いながら歩いています。

さて、運動不足の体に腰痛の心配をしながら歩いていると、雪渓を多く見るようになりました。

標高が上がるに連れて雪景色が濃くなっていきます。

前日の天気は大荒れで山頂には新雪も積もっているというのに、この暑さ。

雪景色に春の山菜が咲き乱れているにもかかわらず、ジリジリと真夏のような日差し。

雪が一気に溶けていて、雪崩の心配も・・・

暑さでへとへとになりながらも槍平小屋に到着!

槍平小屋手前からは本格的に雪の上を歩いています。

ここでアイゼン装着。

雪の影響で薮になっている木々を掻き分け、ルートファインディングしながら槍ヶ岳を目指します。

真夏の日差しと雪の照り返しで紫外線ダブル照射状態です。

ひんやりとした空気なのに暑い!

そして続く心臓破りの急登!

ペースが一気に落ちますが、確実に一歩づつ進んでいました。

あたりが白くなるにつれて空も真っ青に。宇宙を感じる!

斜面を登り超えるとまた見えてくる登り斜面。

飛騨沢の急な登りは今思い出してもめちゃシンドイ!

遠い先に先行者が登っています。

あぁ、あの人、急登終えたぁー、いいなぁー!と彼が作ってくれたステップをひたすら登りますが、

急登を超えたらまた出てくる長い急登。

これが3回つづくのだから、何時間かかったことか!精神的にもやられました!

正直に言ってキツかったです。

やっとの思いで槍ヶ岳山荘に到着。

10人くらいの宿泊者がすでに穂先へ登っていたり、山荘周辺でくつろいでいたりしています。

我々はもう、穂先へのアタックは無理ー!

ザックを下ろして山荘へと倒れ込みました。

夕食の時間まで仮眠を取ったり景色を楽しんだり、特別な時間を過ごします。

一歩も歩けなくなっていたはずなのに、山荘に到着して数時間もすれば夕日を見に走り回っていました。

夕食中には仕事で初来日したというドイツ人女性と雑談。初めての日本で来るところが残雪期の槍ヶ岳なんて只者ではないぞ!と嫁と話しているとやっぱり、ヨーロッパのアルプスを歩き回っているアルピニストでした。

外岩クライミングも達者なようで、とても良い出会いでした。

翌朝、朝日を見に穂先へ行った嫁。元気すぎるぞ!

山荘から朝日をみたワイ。

朝食を食べた後、穂先に登りたい私が、再度嫁を穂先へ連れていきます。

続々と宿泊者が下山する早朝、飄々と登ってくる強者が・・・

なんと新穂高から6時間で登ってきた男性が!!

やっぱりこの時期の登山者は強者だらけですね。

われわれも山荘にさよならを告げた瞬間、また2人の強者が飄々と山荘に到着。

と、あれ?なんと知り合いではありませんか!

久しぶりの再会に記念写真をパシャリ!

今や有名人、「サンカクスタンド」山好き移住者の日記 by もじゃまるの二人組です。

やっと下山に取り掛かったところで、大事なものを無くしていることに気づきました。(知ってたけど)

ザックに取り付けていたピッケルがナーイ。

なんと、槍平小屋でピッケルを落としていたー!

モジャ丸が発見してくれていました。

確かに写真を確認しても槍平小屋からの写真にピッケルがない・・・

一番必要なところでピッケルが使えない事態になっていました!

さてピッケルのことは忘れて、滑落したら奈落の底まで堕ちてしまいそうな急な飛騨沢を下山します。

写真では伝わらない急斜面。

昨日登っていたときよりも高度感や恐怖感もなく、あっさり下山できました。

下山中、熊の足跡がトラバースしています。

昨日なかったので、昨晩通った後でしょう。

ベアー!

こわ!

飛騨沢で登山者数名とすれ違い、それ以降登山者とすれ違うことはありませんでした。

みんなペースが早い!

槍平小屋のテント場にもじゃ丸夫妻の寝床を発見!

記念にパシャリ

スケスケピンク!

ビニール袋より薄いツェルトだな!

そして自分のピッケルも発見!無事に回収して槍平をおさらばです!

それにしても、真夏日のせいで雪溶けが早い!

みるみる雪が溶けています。

雪も無くなった登山道、ニリンソウの花がおかえり〜と挨拶してくれています。

\おかえり〜!/

真冬の山頂から真夏の登山道、1日で季節を楽しむことができる山行でした。

乾杯乙!

下山後は温泉で汗を流してスッキリ!

日焼けあとがヒリヒリして痛い!

久しぶりの北アルプス、クタクタです・・・

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