> BLOG > Hunting > 鹿の丸焼き!マダニ予防として有効か?丸焼きにしてから解体する方法を試してみた2 罠猟、鹿の解体
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※※閲覧注意、動物の解体、食肉加工に関する記事です。グロテスクな表現や画像が含まれます※※

前回、解体中のマダニ予防として解体前にイノシシを丸焼きにするという方法を試みました。

結果、イノシシの身体中に付いていたマダニは全て死滅。普段よりも少し時間がかかりましたが、解体中はマダニを気にせず処理することができました。

そして今回は、鹿を丸焼きにしてみます。

前回の丸焼きブログ👉イノシシの丸焼き!マダニ予防として有効か?丸焼きにしてから解体する方法を試してみた。

マダニは重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という病気を媒介しています。50歳以上の方が噛まれると死亡率がぐんと上がる恐ろしい病気を媒介していますので、丸焼き方法是非参考にしてください。

”SFTSは2011年に中国の研究者らによって発表されたブニヤウイルス科フレボウイルス属に分類される新しいウイルスによるダニ媒介性感染症である。2013年1月に国内で海外渡航歴のない方がSFTSに罹患していたことが初めて報告され、それ以降他にもSFTS患者が確認されるようになった。SFTSウイルス(SFTSV)に感染すると6日〜2週間の潜伏期を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が多くの症例で認められ、その他頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状などを起こす。検査所見上は白血球減少、血小 板減少、AST・ALT・LDHの血清逸脱酵素の上昇が多くの症例で認められ、血清フェリチンの上昇や骨髄での血球貪食像も認められることがある。致死率は6.3〜30%と報告されている。感染経路はマダニ(フタトゲチマダニなど)を介したものが中心だが、血液等の患者体液との接触により人から人への感染も報告されている。治療は対症的な方法しかなく、有効な薬剤やワクチンはない。”

(引用:国立感染症研究所 – 厚生労働省-戸山研究庁舎

前回は皮膚と脂が厚いイノシシで肉が焼ける心配がありませんでした。

今回は皮膚も薄くて脂も少ない鹿を試してみます。

内蔵は取らないので、頭を上にする吊り下げ方式です。

今回の解体は、比較的小ぶりの鹿2頭。

夏毛で、毛も短く薄い状態です。火で炙るには肉が焼けますよと言わんばかりの状態ですね。

早速準備に取り掛かります。前回も使用した灯油式農業用草焼きバーナー火力61,000kcal/hというハイパワーバーナー。

予熱をして準備万端、焼きの作業がない状態より20分ほど時間がかかりますが、特に急いでいないのでじっくり時間をかけて行います。

毛が焼けると同時に、マダニも死滅していきます。夏毛で毛が薄く、猪よりも早い時間で焼くことができました。

くるっと一周、皮膚が焼けて伸縮するくらいまで焼きを入れました。焦げた煤が体に纏わりついています。解体する際、肉に焦げが付着すると厄介なので、シャワーとワイヤーブラシで煤を落とします。

イノシシは2回焼き入れをしましたが、鹿は一回の焼き入れで十分。

(冬毛は2回必要でした:2021年12月追記)

角ばっている場所は、ブラシで皮が剥けてしまうほど焼けていました。

首筋の毛の深い場所にいるマダニも確実に焼け死んでいます。

十分に焼き入れできたので、解体開始です。

皮を剥いだ状態、肉が焼けている様子も全くありません。

皮を剥く時も肉に毛もほとんどつかず、足の先端に煤が少し付いたくらいです。

煤をしっかり落としておいた方がいいですね。

続けて小ぶりの2頭目も同じように焼き入れをしましたが、肉へのダメージが全く確認できませんでした。

マダニも全て死滅していて、剥ぎ取った肉にマダニが付くこともありません。

失敗と言えば、血抜きが不十分だったので後ろ足2本が血だらけで食用には厳しい状態の肉となりました。ドッグフード用の加工肉とします。それ以外は綺麗な肉が回収できました。

マダニ予防、丸焼き方法の研究結果:

マダニを予防するという面では焼き入れ方法はかなり有効です。猪も鹿も肉が焼ける心配はありませんし(もちろん焼きすぎ注意)、マダニに対するリスクも大幅に削減されます。

ですが、イノシシやシカの丸焼きができるほどの火力を有するバーナーは灯油式バーナーでないと厳しいです。一般家庭にあるガスボンベ式の炭焼きバーナーだとマダニをやっつけることにはかなり有効ですが、丸焼きには向いていません。

ガスバーナーで丸焼きにするには2、3倍の時間と燃料が必要になると思います。草焼きも兼ねて灯油式バーナーが必要な方に有効な手段だと思います。

また、70°以上のお湯を出せる設備があれば、お湯をかければマダニは死滅するので、焼き入れは必要ありません。

お湯を出せる設備がなく、バーナーなら他にも使う予定がある!といった方向けですね。

もし狩猟、解体目的のみで予算が出せそうであれば備品として購入もありかもしれません。笑

焼き入れ前にコソコソと脱走していたマダニが洋服についていたので、丸焼き前からのマダニには対応できません。笑

以上、イノシシとシカの丸焼き解体方法の実験結果でした!是非、丸焼き解体法はいかがでしょうか??笑

前回の丸焼きブログ👉イノシシの丸焼き!マダニ予防として有効か?丸焼きにしてから解体する方法を試してみた。
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